カタクリの花

昨日、庭の一角にカタクリの花が一斉に咲きました。

咲き始めは4月29日でしたが、その後雨天、曇天の肌寒い日々が続き、せっかく開いた花たちも閉じてしまいました。

昨日は、GWに入って初めての日差しがある暖かい日だったため、ようやく庭に出て写真が撮れました。

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 引っ越してきた年の春、雑草だらけの庭の中に小さな黄色い花が咲いているのを見つけました。

人生で初めて出会った花で、ここで見るまでは知りませんでした。

調べてみましたら、洋種のカタクリでキバナカタクリという名前のようです。

日本種の赤紫の可憐なカタクリよりやや大柄で、花も二回りくらい大きく元気に咲いてくれています。

一般的なカタクリは、赤紫色の花をつけますが、まれに突然変異的に白い花をつけることがあるそうです。白い花が咲く確率は数万分の一だそうで、とても貴重なため、見つけると幸せになれるそう・・・

咲いてもひと月も待たずに枯れ果てて地中に眠ってしまうので、「春の妖精」とも呼ばれているとか。一般的には球根を植えますが、種子でも繁殖します。種で撒いて花が咲くまで7年以上もかかるのだそうです。

 

我が家のキバナカタクリもほんとに可愛いらしい花で、昔ここに住んで球根(種?)を植え付けてくれた方の思いを引き継いで大切に育てていきたいと思っています。

 

賃貸住まいの庭ですが、庭に植えられていた他の木や花たちは、不思議なくらいに私好みです。

ハナミズキシャクヤクアジサイ、ボタン、ムクゲ・・・

かつての私は、毎年GW明けの頃、いつも疲れていて近所のハナミズキに癒されていました。漠然とハナミズキのある家に住みたいという願いがあったことを思い出します。

庭全部にアジサイを植えているご近所さんがありました。

雨の日の朝、駅まで向かう途中、そのお庭の前を歩くことが嬉しくて心が弾みました。

シャクヤクやボタンなど和の雰囲気のお花に惹かれる気持ちは、ずっと以前、子供の頃からありました。

我が家のボタンは、有名な牡丹園のそれに負けないくらい立派です。

どれも花として素晴らしく品格があってすてきです。私たちが住む前は何年も荒れ放題でしたのに、悪環境もなんのそのとばかりに、花の時期がくれば立派に咲き誇ります。幸い、夫は自称ガーデニングの達人(笑)、二年がかりで荒地を蘇らせました。

そうした花々がこれから次々と咲き始めます。家のまわりに見える木々の葉も薄黄緑色に萌え始め、私にとって楽しみな季節がやって来ました。

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