腹壁瘢痕ヘルニア!?・・・肥満じゃなかった!

 

明日、明後日と、2泊で洞爺湖方面を旅行する予定です。

 

8/18のブログ、「私の終活を考えてみました」の中で、抗がん剤治療をやりながらの私のやりたいことを並べた中に、

・「まだ行ってない道南方面にキャンプに行って紅葉の写真を撮ること。」

という目標を掲げていました。

 

10月に入り、緊急事態宣言もようやく解除され、季節的にもいよいよその時がやってきました。幸い抗がん剤の副作用も少なく、体調も良かったので、これはチャンスと思い、天気予報を見ながらキャンプ場を予約しました。

ところが一週間ほど前から急激に寒くなり始め、予報を見ると洞爺湖地方の最低気温が一桁になりそうだったため、これでキャンプは厳しいと思い取りやめることにし、宿に泊まりながらのドライブ旅行に切り替えることにしました。

また、これからの紅葉の時期に、同じく行きたかった道南函館方面の旅行も一気に予定を立てて、そちらの予約も取りました。

 

そうして旅に出かける夢を見ていたところ、数日前頃から、急にお腹が膨らみ始めてきました。元々お腹の手術痕あたりがたるみ、運動出来なかったことで肥満気味になってきているのを感じていましたが、そういうものとは違う、何かお腹の中のものが膨らんで押されて出てくるような感覚があったため、旅に出る前にと、本日受診してきました。

ネットで検索すると、抗がん剤治療中にお腹に水が溜まってくる症例も出ていたので、そうなのかも知れないなどと漠然と考えていました。

私の話を聞いていた夫の方は、早速、「医師が今日の診察結果を言わず居なくなってしまう」という夢を今朝何度も見たそうです。笑

 

お腹の状態と先日のCTの画像を見た結果、主治医の言葉は、「腹壁瘢痕ヘルニア(ふくへきはんこんヘルニア)という症状ですね。回復手術を続けて二度やっているので心配していましたが・・・。」との答えでした。

逆に私が想像していたような、水が溜まっている状態だったら、ガンによる影響で出てくる症状なのでかえって悩ましい状況でしたとのことでした。

 

またまた初めて聞く新たな合併症が出てしまいました。

ネットで見ると、いろいろ出ていましたが、私自身について簡単に言うと、

回復手術を行ったことによる身体の物理的な変形なので自己修復出来ず、手術をしないと治せない症状らしいです。

でも、手術をするには今の抗がん剤治療(特にアバスチン投与)をしばらく中断するしかなく、私にはそういう選択肢は取れないため、手術はできません。

ヘルニアというくらいだから、立った状態でいると内臓などの重みで横方向に押され内容物が外に出ようとしてお腹がどんどん膨らんでくる。薬による治療法もないため、いまできることは、入院時に使った腹帯を少しきつめにお腹に巻いて、少しでも膨らまないようにすることしかないそうです。

 

今日受診する前は、「単なる肥満です!」という答えだったらいいね。などと夫と冗談を話していましたが、かなりショックな結果になりました。

お腹が膨らんでしまい、せっかく買っていたお気に入りのスカートを履けなくなってしまいました。
悲しい。

夫の方は、「がんによる影響じゃなかったんだから良かったんじゃないか?治らない症状を抱えている人なんてたくさんいるんだから。食事ダイエットをして内蔵脂肪を少しでも減らしていけばいいんじゃない?」などと言っていますが…。

 

ともあれ、明日、明後日旅行に出かけることは、この滅入った気持ちを忘れさせるには、絶好の機会かも知れないと思いました。