手術日が決まらない!

5月13日の運命の日に、主治医の先生から、「手術できそうです。」「上手くいけば再来週の25日に手術したいと思っていますが、コロナ禍で予定が立てにくい状況が続いていて、病床や手術室などが確保できたら手術日をご連絡しますので、それまでお待ちください。」と言われました。

その時の私は、手術ができるかどうかの不安しかなかったので、先生からの話を聞いてすっかり舞い上がってしまい、早速、”あれもしたい・これもしたい病”が湧き出てきて、帰りのクルマの中では、もう手術が終わった後の皮算用を始めていました。 

 

「コロナには絶対に感染しないようにと、病院と食料品の買い物以外はほとんど何処にも出かけなかった。」

「髪の毛が半分以上抜けてしまい、長いこと美容室にも行けなかった。」

「ビール・ウィスキー・日本酒も飲みたいのをずーっと我慢していた。」

「コーヒーだって肝臓に悪いと思い、あえてデカフェで我慢していた。」

などなど・・・

とにかく、肝臓に良くないと思うものは、手術が終わるまではと、半年以上ずーっと我慢し続けてきました。また、新型コロナを含めて何かに感染して手術ができなくなってしまうのが怖くて、どこかに出かけたい気持ちもずっーと我慢し続けてきました。

だから、これで手術が終わって無事退院できたらと想像すると、「長い束縛からやっと解放される!」という気分になっていました。
(まだ何も終わってないというのに・・・)
(まだまだコロナ禍が続いているというのに・・・)

 

取りあえず、手術日まで少しでもポジティブにと、ブログに気持ちを集中させながら過ごしていましたが、待てど暮らせど病院からの電話はかかって来ず、一方世間では、この時期になって北海道・札幌の感染者数がどんどん増えていき、5月16日には、ついに北海道にも緊急事態宣言が発令されてしまいました。

さらに今日21日には、北海道過去最多のニュースが流されるまでの事態になっているようです。まさに、「なぜこのタイミングで?」の思いです。

 

「来週手術するかもと聞いていたのに、まだ何の連絡も来ない」と心配していたところ、今日になってようやく主治医の先生から電話がかかってきました。

案の定、「やはり25日は無理でした」と。「翌週の6月1日を手術日に考えているので、28日に入院して頂く予定ですが、コロナの関係で集中治療室の使用も余裕ない状況なので、まだ予定どおりできるかどうかは分からないです。」とのお話しでした。

 

先に延ばされるのは仕方ないにしても、抗ガン剤でせっかく小さくなりかけた(と思う)ガン細胞がまた増え始めるのではないかと、しばらくは心配の日々が続きそうです。