北海道のソウルフード “いももち”

今日は、北海道のソウルフード “いももち”を紹介させてください。

 

f:id:Asaki-Yumemiko:20210520205719j:plain

 

本州から移住してきた私が紹介するのもおこがましいのですが・・・。

いももちと初めて出会ったのは、遠い昔、千葉県の北柏駅前の居酒屋さんでした。

素敵なお人柄のシニアのご夫婦が、季節料理を美味しく食べさせてくれるお店でした。

「これ、もちもちしてて美味しいですが何ですか?」と私がお聞きしたら、にこにこしながら「いももちといいます。じゃがいもで作ったものです。」とのご返事でした。

その後も何度かお邪魔しましたが、いつもサプライズな美味しいお料理に感動していました。
食前酒のゆず酒の香り、大根の天ぷらの気持ち良い歯ざわり、季節の美味しい魚たち(なめろうも美味しかった)、納豆のオムレツなど・・・今思い出しても幸せな記憶に包まれてしまいます。

その後、いももちと再び出会ったのは、北海道に移住して間もない頃、札幌にある北海道開拓の村の食堂でした。

壁に貼ってあるいももちのメニューを見つけた時、昔の美味しかった記憶が蘇ってきて、これだ!と思って注文してしまいました。

その時も、何とも言えないもちもち感に空腹が満たされて満足しました。

その後、ネットで検索したら、北海道の郷土料理、ソウルフードと言われている食べ物だったことを知りました。さすがに広い北海道。作り方もお店により人によりいろいろあって、材料の分量もそれぞれでした。

昔食べたいももちも、開拓の村で食べたいももちも、どちらも昔ながらのじゃがいもだけで作られていましたが、ネットで調べてみると、今はチーズを加えたいももちも作られているようです。

チーズは、ピザ用のチーズでも良いですが、カマンベールチーズだと一段と美味しいように思います。また、片栗粉が多いと、もちもち感が強くなり、少ないとお芋感が強くなります。

移住者の私が紹介させて頂くのは大変おこがましいですが、 より美味しく作ってみたいと思い、今回はこんな感じで作ってみました。

1.鍋にお湯を沸かしておく。

2.じゃがいもは140g位のを3個、皮をむいて1個を8分割位に切る。お湯が沸いたら鍋に入れ、柔らくゆであがったらざるに上げる。

3.空の鍋にお芋をに戻し、数分ほど中火にかけ、こふき芋状態(水っぽさがなくなる)になったら、ボウルに移す。

4.熱いうちにフォークやポテトマッシャーでつぶす。

5.粗熱がとれたら、片栗粉をカップ2分の1、塩を少々、牛乳大さじ3、を入れよくこね混ぜる。(一分位)

6.5等分にして丸め、カマンベールチーズ を包みながら丸める。
(厚み3㎜で2㎝×2㎝にスライスしたカマンベールチーズを2枚程度) 
 冷凍するときは、焼く前のこの状態で。

7.フライパンに薄くサラダ油をひき、中火でいももちを両面焼く。

8.焼きあがったら、お皿に盛り、バター醤油をたらして食べる

 

f:id:Asaki-Yumemiko:20210520205817j:plain

 

 焼きあがった段階で、フライパンにバターと醤油を入れて香ばしく焼き付けるのも美味しいのですが、塩分とり過ぎ防止のため、後からバター醤油をかけるようにしました。

バター醤油は、お鍋にお醤油を入れ、バターを少しずつ入れて、混ぜながら少しとろみがついたら出来上がりです。急ぐときは、バターをのっけてお醤油をたらしても十分に美味しいです。

おやつ、お酒のおつまみ、お食事の一品として宜しかったらお試し下さい。

焼く前でしたら、冷凍も可能です。

芽が出てきそうなじゃがいもがありましたら、ここで使えば大量に消費できます。

ネットで検索するといろんなレシピが紹介されていますので、そちらも参考になさって下さい。